2010 年 1 月 20 日 水曜日

塩野義製薬から、点滴静注用:抗インフルエンザウイルス剤「ラピアクタ」の製造販売承認を取得し、近日発売されることになりました。
今までの抗インフルエンザウイルス剤は内服薬と吸入薬の2種類のみでしたが、点滴薬が加わることによって、内服や吸入が困難な重症患者にも投与できるのが特徴で、季節性インフルエンザ同様、新型インフルエンザに対してもタミフルとほぼ同等の効果が見込めます。
少ないとは思いますが、内服や吸入ができる方でも点滴を希望される方があれば利用できます。
1回の点滴静注(点滴時間:15分)で十分な効果を得ることが期待されます。
また、薬価もタミフル5日間内服とほぼ同等の価格です。


2010 年 1 月 20 日 水曜日

1月中旬から一般の方も新型インフルエンザワクチン接種を受けられるようになりました。
新型インフルエンザの大流行が続く中で、例年流行していたAソ連型、A香港型の季節性インフルエンザウイルスがほとんど検出されていません(世界的にも日本と同じような状況だそうです)。
新たなインフルエンザのパンデミック(世界的流行)が起きると、それまで流行していたA型ウイルスが新しいウイルスに置き換わる現象が過去にも起きていますが、従来の季節性インフルエンザはもう流行しないのでしょうか?

新たなウイルスの出現により、それまでのウイルスが淘汰されてしまうことは過去にも何度も繰り返されてきました。1918年のスペイン風邪以降、長年流行続けていたウイルスは、57年のアジア風邪流行で新しいウイルスに置き換わりました。だが、このウイルスも68年の香港風邪以降はA香港型に置き換わり、77年以降はAソ連型が加わった。
なぜ淘汰されるのか、そのメカニズムは未だ分かっていません。

今後どういう展開になるかはまだ分からず、従来の季節性インフルエンザが完全に淘汰されたと判断するのはまだ早く、従来今がインフルエンザが出はじめる時期。新型の患者が1千万人以上出ている中で、少数の季節性の患者を見つけるのが難しいということも考えられるとインフルエンザに詳しい東北大学の押谷教授は慎重な見方をされているそうです。

季節性の動向は、来シーズンのワクチン製造に影響します。通常、次のシーズンのワクチン製造に当たっては、前シーズンの国内外の流行状況などを踏まえて流行りそうなウイルスを予測します。実際の製造に用いるウイルスの種類を決定し、春から製造を始めます。現在の季節性のインフルエンザにはAソ連型、A香港型、B型の3種類の抗原が入っていますが、新型が席巻している現状からそろそろ決定しなければならない時期がきていますが、どの抗原をワクチンに入れるのか製薬会社は判断に困まっています。
押谷教授も季節性インフルエンザが消えてしまうのか判断が難しい状況だと話されているそうです。

この内容は、医療ニュース&ジャーナルのm3.comを参照させていただきました。


2010 年 1 月 12 日 火曜日

ジェネリック医薬品とは、新薬(先発品)の特許期間が満了した後に、製造・販売される後発医薬品のことを言います。新薬と同じ成分や効能を持ち、値段は三割以上中には五割以上安くなる場合もあります。
新しい薬を開発するには十~十五年の期間と数十億の経費が掛かるため新薬は二十~二十五年の特許期間で保護されています。
特許が切れた後の後発品は臨床試験の必要もなく、三~四年の期間と数千万円の開発経費で製造が可能なため、薬代が安く設定できます。
ジェネリック医薬品は低価格なため、患者さんにとっても負担が軽くなりメリットがあります。長期間服用する生活習慣病の薬などでは個人負担にかなりの差がでてきます。
厚労省によると、国内年間医療支出のうち薬剤費だけで約7.7兆円を占めていてジェネリック医薬品をうまく利用することで医療費の削減も期待できます。
ジェネリック医薬品の普及率が50%の米国に比べて日本では2006年度で16.9%でした。(日本ジェネリック研究会より引用)
2008年4月からは、処方箋(右下)に「後発品への変更不可」というチェック欄が設けられ、ジェネリック医薬品の名称が記載されていなくても「後発品への変更不可」欄に医師のサインがなければ患者さんの意思で薬剤師と相談しお薬を選ぶ(ジェネリック医薬品に変更する)ことができるようになりました。
国も医療費削減のため、積極的にジェネリック医薬品の利用をPRしてきました。その結果、2009年度では普及率20%(日本ジェネリック研究会より引用)まで上がりました。
しかし、医師が後発品メーカーの情報提供や安定供給能力に不安をもつ場合も多く、また患者様もジェネリック医薬品とはどんなものか知られない場合が多くなかなか普及率が伸びないのも現状です。

ジェネリック医薬品は高血圧や高脂血症のお薬、糖尿病のお薬などさまざまな分野に対応しており、またカプセル、錠剤、点眼剤などの形態もさまざまです。
今現在服用中のお薬をジェネリック医薬品に変更したいとお考えの方は、医師とよく相談してから変更されてください。

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ジェネリック医薬品の処方を希望することを、医師や薬剤師に言いにくい人のために受け付け時に示す「ジェネリックお願いカード」があります。

日本ジェネリック研究会ホームページhttp://www.ge-academy.orgからダウンロードし、印刷して使用できます。また、全国健康保険協会http://www.kyoukaikenpo.or.jp/でも取り扱いされています。