ロタウイルスワクチン年内にも発売へ

2011 年 9 月 15 日 木曜日

厚労省は7月、グラクソ・スミスクラインのロタウイルスワクチン「ロタリックスを承認しました。年内にも発売され接種できるようになる見通しです。
世界的にワクチンの効果は確認され、世界保健機関(WHO)が接種を推奨するワクチンの一つですが、国内では承認されていませんでした。

ロタウイルスは、冬から春先にかけて乳幼児を中心に流行し、嘔吐や下痢、発熱などの症状があります。
患者の便や吐いた物から感染し、感染力が強いため少量のウイルスで感染します。そのため防ぎようがなく5才までに殆どの子どもが感染します。
治療薬(抗ウイルス薬)はなく水分の補給などの対症療法が中心となります。
初回は重症化しやすく下痢や嘔吐を繰り返し脱水症状を起こすため入院が必要となることもあります。また、ロタウイルス脳炎という病気になり、神経系の後遺症を残すことも希にあります。
5才未満の入院患者は推計で約3万人との調査結果もあります。

安全性は世界中で多くの調査が行われており、極めて高いものです。
ワクチン接種により症状を軽くして点滴や入院が必要になるほどの重症例を約90%減らしたりします。

ロタリックスは生きたウイルスの病原性を弱めてつくったワクチンです。
注射ではなく、ポリオワクチンのように液体(1回1.5㍉リットル)を口からのむものです。
初回は生後6週(2ヶ月)以降にのみ、4週間以上あけて生後24週(6ヶ月)までに2回目を受けます。この期間に限って、使用が承認されています。

しかし、この時期接種が推奨されるワクチンは他にも複数あり(三種混合・BCG・ヒブ・肺炎球菌など)、同時接種を避けることはできません。
安全性に不安を抱える保護者も多いですが、海外では同時接種は一般的で、安全性は確認されています。

接種にかかる費用は1回1万円前後かかる見込みで高額ですが、子ども手当等をワクチン代に当てて、子どもの重症化、負担を減らせたら保護者にとって安心です。

朝日新聞(9月13日)参照


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