2009 年 4 月 29 日 水曜日

有名なお笑い芸能人が結核に罹っていたと報道され、結核って昔の病気
じゃないの?なんて思われた方も多いのではないでしょうか。
確かにかつてのわが国では有病率、死亡率ともに高い国民病でありましたが、
国民の生活が豊になり栄養失調が減ったこと化学療法の進歩により著明に減少してきました。
しかし、先進国中わが国の有病率は依然として高く、最近は減少が鈍化するなど問題は多いようです。

結核とは、結核菌が空気感染で人から人へ感染する伝染性疾患です。
多くの場合、結核菌を吸い込んだとしても免疫力により発病することは
ありませんが、高齢者や栄養不足、糖尿病や腎不全などの免疫力が低下している場合には注意が必要です。

症状としては、咳、喀痰、発熱、全身倦怠感などがあります。
特に咳は最も多い症状で、2週間以上咳が続く場合には病院を受診し
検査してもらうことが望ましいでしょう。


治療法としては、抗結核薬3~4種類を最短でも6ヶ月間服用します。
不規則服用、治療の中断は結核菌の耐性菌を誘発し治療が著しく困難に
なりますので、治療中はお薬を中断なく続ける必要があります。

年間約3万人の方が罹患されており、結核は重要な呼吸器疾患の一つである
ことに今も変わりはないのです。


2009 年 4 月 22 日 水曜日

鼻閉で不快な思いをしたことがある方も多いと思います。
主な原因は、アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症などがあります。

そこで、この不快な思いをとりたく薬店で点鼻薬を購入したり、病院にかかって処方されたりしたことがあるかと思います。
点鼻薬には主に血管収縮剤副腎皮質ホルモン剤の2種類があります。

まず、血管収縮剤の点鼻薬の特徴は、即効性があり不快感を早く取ってくれます。
しかし、効果は一過性で薬がきれると再び症状がでること。そして連用により鼻粘膜を荒らし症状を悪化(薬物性鼻炎)させてしまいます。使用回数に注意が必要です。

一方、副腎皮質ホルモン剤の点鼻薬は即効性はありませんが抗炎症作用により鼻粘膜の炎症を抑え、続けることで鼻閉を改善させます。
炎症が抑まるまで使用を続ける必要があります。

点鼻薬の誤った使い方により鼻閉が悪化することもありますので、使用方法・使用回数には十分気をつけてください。


2009 年 4 月 19 日 日曜日

春は花粉症の方にとってツライ季節でもあります。
花粉症は現在、国民の20%が罹患していて増加傾向にあると考えられています。
発症の低年齢化も問題となっています。

これから4~5月にかけてヒノキ、6~8月はイネ科のカモガヤやオオアワガエリ、
8~10月はキク科のヨモギやブタクサの飛散に注意が必要です。

予防法としましては、まず花粉の回避が重要です。
飛散の多い日(風の強い日、雨の翌日)は外出を控える
洗濯物はなるべく室内に干す
外出時はマスク、眼鏡を使用する
帰宅後は洋服に付いた花粉をはらい、うがい・目・鼻を洗


症状のヒドイ方は耳鼻科に受診し、抗アレルギー剤等の薬を服用して予防する。
花粉飛散の予想前から薬を服用すると症状の経過が軽くなります。

花粉の回避!!なんといってもこれが一番の花粉対策ですが、スギ花粉の少ない離島(沖縄県や長崎県平戸市大村村)への移住や数ヶ月の短期滞在も一つの方法かもしれません。